超ローカル主義


観光地に行く楽しみの一つがおみやげ屋さんをのぞくこと。何か面白い物、珍しい物があるかも知れないというワクワク感、これが楽しい。
 
仕事であれ、遊びであれ、遠方へ出向いた際は商店街や物産館、お土産店を巡らずにはいられない。もはや習性と言ってもいいかも知れない。
そういったお店をめぐっている時、最近よくつぶやくセリフがある。
「これ、ここでも売ってるんだ」
「これ名前変えただけだな」
 
 
おみやげ店オタクの自分からすれば、お店の中に一つでもおもしろい物を見つけられれば大収穫だと思っているから、まったく問題は無い。
問題は無いが、通っぽい言い方をすれば、観光地のお土産の大半は、大手メーカーがご当地じゃない場所で、その土地と特に縁のない人が作っているという事だ。それが悪いとは思わないが、地元の人間が造った、そこでしか手に入らないものがあったら、その方がおみやげ屋さんらしいとは思う。
 
自分は、地元の文化や歴史にちなんだグッズのようなものをコツコツといくつか作っている。
知らないものは作れないので、他の遠い所のグッズは作る予定はない。
伊達政宗、片倉小十郎、仙台、松島、平泉など。
 
自論だが、おみやげはご当地限定が一番良いと思っている。
この街限定、この地区限定、この店限定、思いを込めて作られた本物の限定品。範囲が狭い程価値が上がる。
 
自分も人口わずか百人程の島の限定グッズを作っている。(田代島のこと)「そこだけ」にこだわって作る。
そこでしか手に入らないモノを作る。それが「超ローカル主義」だ。
 
地元を知ってて、デザインができてパッケージも作れて商品が作れる人は、と考えた時「自分だ!」と思ったから始めた。ただそれだけ。